こんにちは!
2025年の共通テストから情報1が科目に加わり、プログラミングの問題も出題されることでしょう。
ただ、プログラミングなんて全然知らないという高校生は多いと思います。
そこでプログラミングがどういうもので、実際にどのように対策していくべきか、全体像を解説していきます。
プログラミングとは
まずプログラミングとは何か?ここでは「プログラム」、「プログラミング」、「プログラミング言語」の3つを理解しましょう。
- プログラム:コンピュータに「何をするか」を教えるための命令の集まり。
- プログラミング:プログラムを構築すること
- プログラミング言語:プログラムを書くための言語。様々な言語があり、C, Javascript, Pythonなどがある。それぞれで得意不得意がある
なので、プログラミングは何かコンピュータに動作をさせたいときにプログラミング言語によって命令を作り上げることになります。
様々なプログラミング言語があり特徴も異なる
私たちが話す言語にも英語、日本語、中国語・・・と様々あるように、プログラミング言語といっても、C, Python, Java・・・など様々あります。
そして特徴も大きく異なります。
例えば、C言語はプログラミング言語の基本であり、あらゆるプログラムを作れ、高速な処理ができますが、構築が難しいです。
PythonはC言語よりも簡単に扱え、主にAIの開発やデータ分析、スクレイピングなどに使えます。
各言語で文法や表記方法も異なり、似ているものもあれば全く異なるものもあります。
まさに「言語」で、実装したい事に応じてどの言語を採用するかを決めていきます。
大学受験で出るプログラミング言語「DNCL」とは
大学受験の共通テストでは先に見せたものではなく、いわゆる独自の言語「DNCL」が出されます。
一般的なプログラミング言語はすべて英語と数字で書いていきますが、DNCLは日本語を交えたものです。


左がpythonで右がDNCLです。例えば、画面に文字を表示する場合、pythonでは’print(Hello)’のように書きますが、DNCLは’表示する(Hello)’のように日本語を交えています。
プログラミングの一般的な構造は保ちつつ、構文がわかりづらいところを日本語で書かれている特殊な構造を持った言語です。
プログラミングそのものになれるのはもちろん、このDNCLの形態にもなれる必要があります。
高校生はプログラミングをどう勉強すべきか
ではこのDNCLの勉強だけをすればいいのか?と言われると答えはNOです。
理由は2つあります。
- そもそもプログラミングを実践でやってみないと理解がしづらい
- 1つのプログラミング言語がある程度理解できればDNCLも理解できる
英語を実際に使ってみないと覚えられないように、プログラミングも実際にやってみないとなかなか理解できません。
そしてプログラミングを実際にやるにはDNCLでは環境が整ってなく、実践ハードルが高いです。
その点多くのプログラマーが使う言語を触る方が環境も整ってて実践しやすいです。
そして、プログラミング言語はそれぞれ特徴があるにせよ根本で共通しているところはたくさんあります。
例えば「繰り返し同じ処理をする」や、「変数の扱い方」はどの言語も共通した書き方ができます。
また、「表示する」という処理も言語によって’print(〇〇)’や’console.log()’のように単語は異なっていても「命令文()」という形は共通しています。これはDNCLでも同じです。
なので1つのプログラミング言語を覚えるのも、DNCLを覚えるのも実はそこまで差はありません。
しかもPythonなどは将来使える可能性もありますからね。
となれば、DNCLを覚えるのではなく、実際に何かプログラミング言語を使って動かしてみる方がずっと効果的なのです。

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